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熱性けいれん
原因・症状
熱が急激に上昇するときに、けいれんが起こることが多いのですが、高熱が持続しているときにも起きることがあります。1~2分程度、長くても数分程度です。その後は一時的に意識を失い、体はダランとした状態にんります。熱性けいれんを起こす子供は、お父さんお母さん譲りのことが多いようです。この場合は、成長すると自然にけいれんは起こらなくなります。ただし、7歳以上になってもけいれんが続き、脳派に異常がある場合は、複合型と呼ばれるけいれんで、抗てんかん薬の服用が必要です。
治療
けいれんによって死亡することは、まずありませんから落ち着いてください。そして周囲の危険物を取り除き、吐いたとき食べ物が気道に詰まらないように顔を横に向け、衣服のボタンを緩め、安静にして、振り動かしたりすることは絶対に避けてください。
熱がある場合は坐薬の解熱剤を用い、体全体を冷やして上げます。発作がおさまったら病院で受診しておくと安心です。
救急車を呼んでかけつけるのは、けいれんが長期時間持続して重篤状態になった場合、24時間以内に反復して起こる場合いつまでも意識が戻らない場合です。
予防
熱がある場合は、早めに解熱剤の投与を行いましょう。体温が上昇しつつある段階なら37度でも薬を使ってもいいでしょう。また、発熱や下痢などで水分の損失が大きい場合は、水分補給を行ってください。
以前にも熱性けいれんの発作を起こしたことがあるなら、主治医とよく相談して抗けいれん剤の坐薬を常備しておくとよいでしょう。