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起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)
診断・症状
運動すると息切れを起こしたり、朝なかなか起きられない、春先から夏にかけて体調が悪い、イライラするなどの症状がみられます。
●起立性調節障害の診断基準●
大症状 立ちくらみ、めまいを起こしやすい
立っていると気持ちが悪くなる、ひどくなると倒れる
入浴時あるいは嫌な事を見聞きすると気持ちが悪くなる
少し動くと動悸・息切れがする
朝なかなか起きられず午前中調子が悪い
小症状 顔色が青白い,食欲不振,臍疝痛をときどき訴える,倦怠・疲れやすい,頭痛
乗り物に酔いやすい,起立試験脈圧狭小化16㎜Hg以上
同収縮期圧低下21㎜Hg以上,同脈拍数増加1分間21以上
同立位心電図のTHの0.2mV以上の減高その他の変化
判定 大1+小3、大2+小1、大3で、器質性疾患を除外した場合を本症とする
原因
自律神経系は、緊張させる交感神経と、リラックスさせる副交換神経系からできていて、このバランスが崩れてしまうと、血圧が下がって、立ちくらみやめまいを起こしてしまいます。長時間立っていたり、入浴、嫌な思いをしたときなど、気持ちが悪くなってきます。
治療・予後
場合によっては、自律神経系をコントロールする薬や血圧を上昇させる薬を用いることがあります。しかし、毎日の生活態度が大切で、自律神経系の働き強化したり、運動をし、できるだけ外気・日光に当たり、活発な生活リズムを心がけましょう。